


眺望を愉しむ家建築施工事例.001 広島市東区
豊かな川と街並みを見渡せる眺望を生かし、2階にリビングを設置しました。
桜の時期にはリビングの窓から目の前に咲く桜を楽しめます。
また、リビングの片隅にはご主人様の趣味を楽しむ小さな入り口の小さなお部屋と、少し離れて奥様が落ち着いて座れる造作デスクを配置。
同じ空間を共有しながらもお互いに時間を邪魔しないほど良い距離感を実現。
1階は夜勤のあるご主人が落ち着いて眠れる寝室とファミリークローゼットに繋げたお風呂、ランドリースペースを配置。
短い動線で家事、身支度ができるプラン。
遊び心もありつつ、ナチュラルヴィンテージのインテリアでまとめたかっこいいお家に仕上がりました。
- [建築データ]
- 敷地面積:117.61㎡(35.57坪)
- 延床面積:103.52㎡(31.31坪)
- 家族構成:大人2人
- C値:0.2/Ua値:0.42
「景色を切り取るピクチャーウィンドウ」

建築家/鹿田 健一朗
(鹿田建築設計事務所)
【コンセプト】
北面の道路は団地に登る真っすぐな坂道で西と東は建物に挟まれた立地だが、両サイドの家とは高低差があり光・風を取り入れることには困らない。南面は芝生の緑地帯とその向こうに大きな公園と街が広がる敷地条件で、風景を取込む提案を建築家がする流れは至極当然といえた。とはいえ、家族の暮らしの動線を無視した設計はできない。美しい借景は立地と設計の緻密な計算があってこそ実現している。家事や趣味を愉しめる、家族が暮らしやすい生活動線を叶えながら適切な場所に窓を設ける。
この敷地は豊かな緑と街並み・電線等無機質な物が邪魔をしない空・桜と見せるべき物が明確に決まっている。採光と換気の役割だけでなく、建築家が窓に生活を豊かに彩り美しくする役割を与えた設計である。
建築家プロフィール/鹿田 健一朗