Living Dining_1
白い鉄骨階段が清潔感を感じさせる爽やかなインテリア。
少し坂を上る団地ならではの展望の良さを存分に生かしたプランニング。
LDKのみならず、2階にも景色を楽しめる書斎がある。
家族の変化にも自由に対応できる間取りで、変化も楽しみの一つ。
小上がりの和室は足がおろせる掘りこたつ。
ご両親が泊まる時には段差を無くして布団が敷けるようになっている。
Living Dining_1
白い鉄骨階段が清潔感を感じさせる爽やかなインテリア。
Living Dining_2
昼間は電気をつけなくても自然の光で過ごせるリビング。キッチンからは1階の様子が全て見渡せるプランニングで、家族がどこにいてもコミュニケーションがとれる。
Entrance
玄関扉を開けるとリビングの延長線上には遠くの景色がずっと広がり、奥行き感を存分に生かす大きな窓を配置。間仕切り扉を設けてプライバシーも確保した。
Kitchen Dining
対面カウンターのキッチンからはダイニングテーブルの様子が良く分かるが、キッチン側の手元は程よく隠しコンロ前は油はねを防ぐ壁を設けたつくり。
Tatami Room
畳スペースは中央の畳を取り外せば掘りこたつとして使えるが、小上がりのベンチとしても使える高さにしてあり、リビングと一体感がある。両親が泊まる時には中央に畳を戻して布団を敷くこともできる。
Kitchen_1
メンテナンスを重視したつくりのキッチンで床は掃除のしやすい塩ビシート。背の高い奥様に合わせて空間を縦に使い、スッキリとした空間にした。
Kitchen_2
キッチンに居ながら帰宅した家族や2階に居る家族の気配が感じられるリビング階段を採用。
Corridor
2階は個室メインの間取りで全ての部屋を廊下で繋ぐが、個室の間にスタディルームやウォークインクローゼットを配置することで生活音の軽減する緩衝材になる。
Study Room
1階のLDKとは繋がらない2階に設けたプライベートを愉しむ部屋。集中できる独立型のスタディコーナー。
Sanitary Room
浴室、脱衣室、洗濯室、洗面室までが一直線に繋がるシンプルな動線。大きな鏡は朝の身支度が家族全員でできる。
Facade_1
一段高い周囲の家から見下ろされるエントランスを隠す目隠しルーバー。
Facade_2
「 展望を楽しむ家」
「内も外も柔らかく遮り、プライバシーを守る。」
「掘り込みガレージのある敷地に建つこの家は眼下の二階の屋根の向こうに緑豊かな山の景色が楽しめるが、坂道の続く団地の角地では玄関、窓をどこに開いても近隣の家から見下ろされる特徴もある。プライバシー確保のフェンスという要望に対し、ともするとプライバシーを確保するために設けた塀が防犯を妨げないために建築家が提案したのは見せながらも隠すルーバー格子。
光・風・視線を通しながらも存在感のある目隠しルーバーが外部からの視線を一度受けとめプライベートゾーンまで視線が届くのをうまくさえぎる。周囲との関係を拒否することなく見せたくない部分をうまくかわしている。対して、隣家を見下ろす東面は大きくひらき照明に頼らずとも明るいリビングになった。
家族であっても個々のプライバシーを尊重しているご夫婦のために2Fには各部屋から独立した個室のスタディルームがあるのが特徴。リビングの一角に作りたいとリクエストが多いスタディスペースをあえて一つの独立した部屋にして、衣食住寝から完全に独立させたこの部屋は家族の誰でも使える完全なプライベート空間。LDKはペットを中心に家族が共に過ごす空間、スタディルームは“するべきこと”から少し離れ一人を楽しむメリハリのあるプランになった。」